社長の不定期更新
はじめまして。代表の中原と申します。
まずは、弊社ホームページ、およびこのページをご覧いただきまして、ありがとうございます。
この記事では、株式会社nehan設立にかける思いを書き留めたいと思います。
思い返すに、起業を思い立ったのは創業から1年半ほど前。
私はそのころ、前職DATUM STUDIO株式会社(DS社)で執行役員として組織全体を見渡しつつ、自らデータ分析者として業務をこなす立場にいました。
DS社は規模拡大期のベンチャーでしたので、採用と育成をどう効率よく行うか、が組織的な課題でした。
一方で、私自身も売上にコミットすべき立場でしたので、日々、死にものぐるいでコードを書いていたことを思い出します。
そんなある日、ふと疑問に思いました。
分析業務は前処理8割と言われることが多く、泥臭い作業が多くの時間を奪っていきます。
私は時間に追われ、頭を使って考えて分析をすることができていないと強く感じました。
また、一緒プロジェクトに取り組んでいた分析初心者の方々も、データを加工するのに必死でデータを分析するどころではありませんでした。
私がコロプラに勤めていた際にご指導いただいき、私が大変尊敬している現CSOの長谷部さんはこうおっしゃいました。
「分析の本質は、その名のごとく、分けること。何かと何かを比較することが本質である」と。
そのお言葉を思い出し、本質の手前で足踏みしていることが多い分析業務の現状を変えられないか、と考えるようになりました。
頭を使って考えることに時間を割くためには、分析工程における「作業」の時間をどれだけ短くできるかが勝負です。
そのために、プログラミング不要のGUIツールを開発するといいんじゃないか、と思い至りました。
これは別に新しい発想ではなく、すでに分析GUIツールは世の中にありました。
しかし、たくさんのデータ活用シーンを見た自分が、実務課題に寄り添ったものを作ることで、既存のツールとはまた違った価値を世の中に提供できるのではないか、と考えました。
その思いに同調してくれる仲間も見つかりました。
これは本当にありがたいことだと思います。
私自身モノが作れるわけではありませんので、思いを形にすることなんて一人ではできません。
煙草がつなぐ縁。時代に逆行してますが、そういうのもいいんじゃないでしょうか。
かくして、分析者の「手を動かす時間を減らし、頭を動かす時間を増やす」ことを実現すべく株式会社nehanはスタートしました。
ここまで長くなってしまいましたが、株式会社nehanがどういう思いでできた会社なのか、少しでもお伝えできていたら嬉しいです。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。